まったく ここにはおしゃべりな奴らが多いな
ふらふらしているやつは死ぬべきだ
過ぎし感傷はそれぞれだと言うが
漫画みたいだった教室のなか
今ならあこがれた日々にもできるだろう
あなたのパンツがみえそうで
だるまストーブがうなりだした
わたしとふたり背の高い草の陰で
手を繋いだり
平日の貸し切りプールで遊んだりしてくれませんか。
少ないセリフで傷つけた
代償を受けとる覚悟と言って
のこのこと今日も起きてきた
特選で飾られた絵は
鉛筆の持ち方から、絵筆の先まであなたのようだね
わたしの話を片手間であなたが描いていた落書きが
好きだったんだ
理由がわからなくなるくらいの
わたしのやさしさはわざと憂うつだ
あなたのやさしさがとても憂うつだ
手を繋いだら
どうか、こんなふうにわたしのことを思わないでと願うだけ
あなたはそれ以上も
正しい間違いだったと心から取りだして見せてくれるだろ
もう二度と
誉められることも責められることもない欲望がわたしにつきまとっている