夜は詩を打ちこんでる
翼はシベリアをこえて
舌はヨーロッパ旅する
なんて冗談でしょ…
潮風ミニスカートじゃ
似合わないすてきなさよなら
映画が始まる5秒前
ケータイを生き埋めにして
自分のためには怠惰なんてしてはいけないよ。
軽自動車のあふれるビートが
バイト帰りの道
私たち私たちそうだろう
2人きりになればすべてただのラブソング
だってこの心の中
いつも大丈夫なんて言えるものか
はがれた二枚貝は孤独な旅を
巨人が踏み砕いた紫貝
まだ濡れているよ
時間の模様がこの手の中
ここは過去の国なのか
ベルベットにまいあがる足音は
だれだろう。
君に会うのは何年振りだろう
この袋の中閉じこめた
黄色い海が帰っていくよ
あっという間に
私たち私たちそうなんだろう
私たち私たち
私の全てもただのラブソング
私たち火花散らしても
こんな尖った破片にはなれないのか