berryswitch

どうしようもない事についてよく考えています

ぬるぬると

ゆらゆらと

元どおりに纏まる水色の髪

排水口からもっと嫌味な音を立ててる

 

そんなにさみしいか

 

あさがきて

意味はないのか。

たりないか。

痛むのか。

涙をすするのか。

あさがきた

意味はないです。

たりてます。

痛みは引いた。

涙は流れません。

 

ほら

お前はもう知ってるはずだ

いつでも敬語を離さないことだ

わかったか?

やわらかな指通りの髪のように

こころも開放へと巻き戻っていた

ほら

使い捨てられちゃうよ

そんなに返信を整えたい気持ちなら

すっきりした朝に似合わない文句なら

ここから動けない

鏡見てるときは涙さえ出ないのに

ほら

口に出した途端

ふとした喜びがどこまでも反射する

大きな悲しみがはじめて姿を見せる

尖らせて突き刺したい悲しみが

ほら

これが幸せの正体だなんて

だれかの慰めに抗えないなんて

だれかの情熱を踏みにじるなんて

わたしは怖い わたしは怖い

かってに走り出す

望んでもいないのに黙りこむ

そう言うほかにない類のもののこと

そうでないものでさえも

とにかく信じられはしない

トイレの水を流すとき 教室の引き戸が閉まるとき

狂ったように老人の咳込むとき 鍋のふたを床に落としたとき

信じられない音が響きわたり

何も考えられなくて

何も考えていなくて

何も考えなどなくて

 

わたしは戻りたくて

進みたくて

どっちでも別にいいと思ったり

ただ話したいと思ったことはなんでも聞いてくれる?

こころも開放へと巻き戻せたら

ほら

わかったか

あえて屈服させない決意を誇るだけ

切ないことをしたいだけ